前回お話したのは以下の三点でした。
・ボディータッチは人間距離を縮めることと、人間距離を測定することに役立たせることができる
・ボディータッチで失敗する人は、人間距離を縮めることばかりに目がいっている
・ボディータッチの多くはかなり近い人間距離でしか許されない行為
もっとざっくり言うと「うまくできないならやめておきましょう」ということですw
そんな非建設的な話をしても元も子もないので、今回は「
どうやってうまくやるか」ということに触れたいのです。
前回の記事を読めば
1.人間距離を縮めるのに役立てること
2.人間距離の測定の役立てること
の内2が重要であることはもうお分かりでしょう。1をうまくやるためには2がうまくできていなければなりません。
・
いかにして人間距離の測定の役立てることができるかどんなこともそうですが「何がだめか」は比較的簡単なのですが、「どうすれば良いか」は難しいことが多いですw
今回もそのケースで、根本的には「
経験を積んでよく観察できるようになりましょう」ということになってしまいます。
しかしながら、それでは投げやりすぎるのでもう少し解説をくわえることにいたします。
まず、ダメなケースは何がダメだったかというと「ボディータッチの多くはかなり近い人間距離でしか許されない行為」であるのに距離を見誤った行為を行うことでした。
ここで、注目すべきは「ボディータッチの
多くは」という点です。つまり、そうでないものも存在するのです。
それらのことを「軽いボディータッチ」と呼ぶこととします。
ボディータッチにも軽いものから重いものまであります。一番重いのはセックスですね。
いきなり重いボディータッチをおこなうのではなく、軽いボディータッチで様子をみること、これがボディータッチ上級者への第一歩です(笑)
で比較的軽いものとしてはどのようなものがあるでしょうか?
さていきなり問題ですw
問.次の項目をボディータッチの軽いものから順に並び替えよ。
1.手を握る
2.となりの席で腕が触れ合う
3.頭を撫でる
4.腰に手を回す
5.ハイタッチをする
6.二の腕を触る
7.腕を組む
8.手の大きさを比較する
どうでしょうか???
回答をおこないます!
答えは存在しませんwwwこんな条件の少ない状態では回答のしようがないのです(笑)
ごめんなさい、意地悪なもんだいでww
ここで、気づいてほしいのはボディータッチの軽重はそんな簡単なことではなく「
状況によってボディータッチの軽重を変えることができる」ということなのです。(でも、「問題」と書かれたら答えをつけたくなるのが心情ですよねwごめんなさいww)
例えば、手を握るなんてのは比較的重いボディータッチにつけている人が多いかと思いますが、「不安定な靴を履いた女性が急な階段を上り下りをするとき」なんかは、エスコートとして手を差し伸べて手を握る形になってもそこまで重くないかと思います。
「ほら急いで急いで」と手を握って引くのもただ握るよりは軽いボディータッチになるかもしれません。
あるいは、頭をなでるなども冗談のなかで行えばかなり軽いボディータッチになりえます。
要は、雰囲気や状況の中でうまくとりこむことなのです。
で、うまくできているかどうかはやはり「
経験を用いて観察」ということに頼らざる負えません。
表情をみてください。そのあとの会話のテンポをみてください。目配せをみてください。
ぎこちない感じになってないですか?顔は笑ってても会話が弾まなくなってないですか?
観察するというのは難しいことですが、ボディータッチを行ったあとうまくいった場合といかなかった場合でドンあ違いがあるかきちんと記憶にとどめておくようにしておきましょう。
・
ボディータッチで距離を縮めるさて、今まで話したのは上記の2の点(人間距離の測定の役立てること)でしたが、1の「距離を縮める」ということにも触れておきましょう。
ボディータッチに限らず、コミニュケーションがうまくいけば、人間距離は徐々に近づいていきます。それは自動的に近づくわけではなく、「今はここまで近づいていいよ」という領域を徐々に広げさせているからだと考えます。
敬語でスタートだったのが、話していくうちにどこかの地点でタメ語になります。これは、自動的になったのではなく、どちらかが「タメ語」をつかったからなのです。
人間距離0が最も距離の近い状態だとして現時点では7~8までが相手に不快感を与えない領域だとします。ここで、距離の取り合いを行っていて実際には7.5~8ぐらいの距離感でコミュニケーションをとっているとします(敬語で話している状況ですね)。
そこで、どちらかが7まで許されると判断し7~7.5ぐらいの状況のコミュニケーションを行います(タメ語で話す状況です)。
すると、それに慣れてくると次に相手に不快感を与えない領域が6.5~8までというように広がっていきます。
で重要なのはどちらかが何かをしたから距離が縮まっているという事実です。
いつまでたっても敬語であればいつまでたっても距離が縮まらないかもしれません。(実際には敬語かタメ語かだけではないのですが、話を単純にするためにこの点だけとりあげています)
と考えると、人間距離の撮り方として許される領域のできるだけ近い点に素早く移動することで急速に親密になれるということです。
ここで、ボディータッチは距離の縮め方の選択肢の一つであると考えると会話しか武器を持っていない人より有利になるのは当たり前ですね。
さらに言えば、会話では到達できないような距離というのも存在するのだと思います。
その最たる例はSEXですね。
いくら会話上で下ネタがOKでも実際にSEXをしてよいかどうか別問題です。
このように、ボディータッチはほかのコミュニケーションとは質が違うものですし、距離を縮める武器の一つであると考えれば、うまく活用することがどれだけ重要かということがわかります。
ただし、今一度言っておきます。前回ももうしあげましたが、ボディータッチをうまく行うのはなかなか難しく、失敗してしまうと関係を修復するのがかなり困難になってしまいます。ですから、はじめのうちは「ここぞ」ってときではなく、失敗してもいいやという相手で練習をつんで経験値を稼ぐことが重要だとおもいます。
はい、ボディータッチ講座はここまでです(笑)
ボディータッチひとつとってもこれだけ奥の深いものだと思って頂ければ幸いです。だからこそ、頭を働かせたやつが女性を落とすのに有利になるんですよ!男は顔だけじゃない!!w
ということで、今回はここらへんで~ノシ
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